ご近所トラブルについて
私がこの仕事を始めるキッカケには いくつかのものがあるのですが、その中の一つに
「昔から何度も、知り合いに〝対人トラブルの解決〟を頼まれていた」
というものがあります。
その中の一つに、現在も非常に仲のいい友人の息子さん(現在は30代ですが 当時は中学二年生)の〝いじめ〟がありました。
詳細を聞いて、まず私が
「相手の親に これこれこういう風に伝えてごらん」
と教えてあげ、それに対する相手の親の返答に対して
「じゃ、これこれこういう風に返してみて」
という事を何度か繰り返し、最初は相当強気だったその相手が わざわざ親子三人で家にやってきて、土下座をする勢いで平謝りし 解決したという事もありました。
弊社でも当初は「いじめ問題」を対応案件の一つとして前面に押し出していましたが、昨今は 親の目も 教師の目も 世間の目も厳しいからか、ほとんどお問合せがないため 現在は前面からは外しております。
(対応自体はしております)
ここからは 決して自慢できるお話ではありません。
実は ウチの子供たち二人も、小学校4年生前後にイジメを受けていました。
両方とも「そりゃ敵うわけがないよね」という巨漢のジャイアンタイプです。
比較的気の強い長男坊の時は、何度か口で説得する事を試みさせましたが、一向に暴力をやめてくれないため、幼稚園から極真空手を習わせていた彼に
「今度暴力を振るわれたら、相手が腹筋に力を入れる隙も与えずに、電光石火で一発腹に〝下突き〟(ボディブロー)をお見舞いしてやれ」
と指示し、それをその通りに行った事によって その日からピタッとイジメがなくなりました。
そればかりか、それまで威張り散らしていたのに 皆んなの前て泣いてしまったその子は、以降とても大人しい真面目な子に変身をしました。
その後 高校生になってから、長男坊がその子と一緒に自転車でサイクリングに出掛けたと聞いて、私もホッと胸を撫で下ろしたものです。
因みに私は、子供たちが小中学生のころ
「一度手を出されても我慢をして〝やめろ〟と言え。
それでももう一度手を出してきたら、やられた事を超えない範囲でやり返していい」
と教えてきました。
しかし それを忠実に守った(?)長男坊は、一度殴られた相手を挑発してワザともう一度殴らせ、やり返すという反則技を使った事もあります💧
さすがにその時は怒りましたが、その子とも今では大親友で、つい四日前まで 一緒に沖縄に旅行に行っていました。
体も小さく とても控えめなタイプの次男坊の時も、同じく手のつけられないワルでしたが、地主である親から
「あんたは勉強する必要はない」
と言われていて、授業参観の時に後ろを見回し 他の親たちを片っ端から睨みつけるようなツワモノでした💧
もちろん 次男坊に〝下突き作戦〟を決行する度胸などなく、毎日毎日
「帰りにブン殴ってやるから、校門ところで待ってろ」
と言われ、毎日真っ青になって走って逃げ帰って来る次男坊を見るに見かね、いよいよ相手の親と話しをしなければならないかと思っていました。
するとある時、その子が野球がめっぽう上手いという話を聞き、偶然にも 私の小中学校の同級生が監督をやっている野球チームに所属している事を知りました。
同級生であるその監督に頼み込んで 練習を見学させてもらい、練習後にその子とキャッチボールをしたり 野球の指導をしてあげたりしました。
すっかり私に心を許した事を確認した後に 近くにいた次男坊をそこに呼び寄せ、ワザとらしく次男坊と仲良さげしたところ、案の定その子は次男坊に「あの人お前のお父さんか?」と確認をしたようです。
その後 その子のプレーを褒めちぎりながら、三人で仲良く野球の練習をしたり遊んだりしました。
それが効いたのかどうかは分かりませんが、その後次男坊とその子はとても仲良くなり、小学校の卒業式の時には いつも待ち伏せをされていた校門ところで、二人で一緒に肩を組んで写真を撮っていました😊
蛇足ですが、親に無理矢理習わされていた空手が 心から大嫌いだった長男坊は、その顛末の後女房に
「空手をやっていてよかった」
と言ったそうです。
(その後も中ニまでずっと 嫌々空手をやっていましたが)
今では
「俺に子供ができたら、必ず空手だけはやらせる」
と豪語しておりますが、その原因は恐らくその件です😅
たまたま結果オーライとはなりましたが、特に長男坊の時のお話は 決してお勧めはできませんので、くれぐれも参考にはされないで下さい💧