金銭トラブルについて
弊社が承る多岐に渡るご相談の中でも、相変わらずダントツで一番多いのが
『貸した(投資などで預けた)お金を返してもらえない』
というものですが、その中でも比較的多いのが
【お金を貸している相手の〝住所〟(氏名)が分からない 】
というご相談です。
その状況には
❶ 最初から相手の住所(氏名)を聞いていない
❷ 一応 住所(氏名)は聞いたけど、身分証などで確認をしていないので、嘘である可能性が高い
❸ 住所(氏名)を聞いて、身分証で確認もしたけど、現在その住所から引越してしまった
の三つのパターンがあります。
逆に 自分がお金を借りている側の立場になって考えてみれば よく分かると思いますが、お金を借りている相手に 自分の住所さえも知られていない
(住所を知らない場合 ほぼほぼ氏名(本名)も知りません)
状況であれば、積極的に返済意欲が湧かないのは 当たり前の事だと思います。
この場合「相手がお金を返してくれない」最大の原因が「住所を把握していない」という事になりますが、逆に言えば 現住所を判明させない限り そのお金を返してもらう事は ほぼ100%不可能だという事になります。
現住所を判明させる方法として、弊社として最も簡単なのが
◾️以前の住所から判明させる
◾️携帯電話番号から判明させる
◾️車やバイクのナンバーから判明させる
(軽自動車や125cc以下のバイクは不可)
となります。
もし それらの情報を持ち合わせていない場合は
□上手に〝会う段取り〟をつけて、そこから尾行をする
□ 勤務先や行きつけの店など 相手がよく現れる場所で張り込んで、そこから尾行をする
□ SNS上の情報や 実際の交友関係などから、情報の収集・解析や、聞き込みなどによって洗い出す
などとなります。
よって「❶」「❷」のパターン場合は、「◾️」の三つの情報を持ち合わせているかどうかが ポイントになってくると思いますが、「❸」のパターン場合は 特別問題はないという事になります。
次に
【現在トラブルになっている相手の〝住所〟(氏名)が分からない 】
というパターンですが、こちらは往々しにてあり得る事だと思います。
このような場合も、金銭貸借と同様に
『住所氏名を把握されていないからこそ 相手が強気に出ている(調子に乗っている)』
という状況が非常に多いので、まずは
〝相手の住所氏名を判明させる〟
事が、解決への最短ルートであるケースが非常に多くなります。
※実際に 住所氏名を判明させた後、180度態度を豹変させ、驚くほどアッサリ解決する事が少なくありません。
住所(氏名)を判明させる方法としては、上記の金銭貸借の場合と同様となります。
このように、全ての「対人トラブル」(個人間トラブル・男女トラブル・金銭トラブル等)において、そのトラブルが コジれればコジれるほど
「相手の住所氏名を判明させる」
事が必須となりますが、いずれにせよ それがトラブル解決への一番の近道である事は 間違いがないと断言できます。
※追記
「相手のLINEしか知らない」や「相手のSNSのアカウントしか知らない」というようなパターンも非常に多いのですが、「LINEしか知らない」場合は 即諦めて下さい。
「SNSのアカウントしか知らない」場合は、正当な理由があれば 住所氏名を調べられる可能性もありますが、非常に手間暇が掛かる上に 50万円以上の費用が必要になる事を頭に入れておいて下さい。
よって「LINEしか知らない」や「SNSのアカウントしか知らない」ような人に お金を貸したり預けたりする行為は
(特に50万円以下の少額の場合は)
〝あげている〟のと変わらない事になりますので、その辺の一般常識は しっかりわきまえた上で行動をされるよう 充分注意をして下さい。