DVについて

「別れたい・離婚したい」

どちらかと言えば 女性(奥様)の側からのものが多いのですが「別れたい」「別れてくれない」「別れられない」「離婚したい」「離婚してくれない」「離婚できない」というようなご相談を頂戴する事が多々あります。

そこでまず問題となるのが
「旦那様(奥様)が離婚に同意するのかどうか?」
という事になりますが、同意するのであれば 普通に協議離婚が成立する事になると思いますので、あとは〝条件面〟などを決めるだけだと思います。

しかし もし、旦那様(奥様)が離婚に同意しない場合は
〝「離婚事由」があるのかどうか?〟
という事が問題となってきます。

「DV」や「モラハラ」などを〝離婚事由になる〟と主張する方が多いのですが、全て〝程度〟の問題となります。
(多くの場合で〝モラハラ〟レベルでは難しいように思います)


〝即離婚〟を成立させる上では この二つが非常に大きいと思いますが、相手が離婚に同意をせず 離婚事由もない場合は、弁護士を入れようが 調停をやろうが 裁判をやろうが、結果的に
『一定期間(5年〜10年?)の別居』
が必要になってくると思います。

よって
「長期間別居生活を送る覚悟と その環境作りができるのかどうか?」
の問題になる事が多いのですが、それが難しい方がとても多いように思います。

※「親とも仲が悪いから実家にも帰れないし、病んでいるので仕事もできません!」
みたいな事を言われても、その部分は他人がどうこうできる問題ではありません。


ですので このような場合、まず一番のポイントとなるのが
「いかに離婚に同意させるか?」
という事になります。

その方法論としては様々なパターンがあると思いますが、一言で言えば いかに
「離婚に応じた方が得だな」
「離婚に応じないと損をするな」
と思わせるか?
という事になってくると思います。

また 夫婦であるが故に〝完全にナメられている〟ような状況も少なくないのですが、逆に 夫婦であるが故に〝色々な事を知っている〟という事にもなると思いますので、それらのものを上手に〝交渉材料〟として活用する形もあると思います。


それでも どうしても離婚に同意しない場合は、「離婚事由」を見つけるしかありません。

「離婚事由」になり得るものとして、最も代表的なものが
◾️暴力(DV・程度による)
◾️不貞行為(浮気・不倫)
ですので、その部分の証拠が取れれば 相手は「有責配偶者」となり、離婚を拒否する権利はなくなります。
(〝離婚を求める〟権利もなくなります)

どうしても 相手から離婚の同意を得られない場合
「そのどちらかの証拠を取得する」
しか〝即離婚〟できる方法はないと思います。

 

 

 

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