DVについて

「【重要】〝借りたお金を返さなくても全く何も困らない人〟相手に、どうお金を返してもらうか ① 」

弊社にご相談をいただくものの中で 断トツで多いのが
「お金を貸した相手が返してくれない」
(支払うべきお金を支払ってくれない)
というものですが、毎日最低でも5件は そのようなご相談をいただいております。

まず最初に、そのようなご相談の中でも結構多い
「ネットで知り合って、お金を貸した相手の住所を知らない(キチンと確認していない)」
という状況は論外(返すワケがない)となりますので、そのような場合は まずその相手の〝現住所〟を判明させなければならないという事を大前提として申し上げます。

この世の中には
「借りたお金を返さないと(支払うべきお金を支払わないと)結果的に困る人」

「借りたお金を返さなくても(支払うべきお金を支払わなくても)全く困らない人」
の二種類の人間がいます。

もっと言えば
「借りたお金を返さないと 結果的に損をする人」

「借りたお金を返さない事によって 得をする(と思っている)人」
の二種類がいるという事になります。

極端な話 マトモなところで働いておらず、家族や財産などの〝守るべきもの〟も何もなく、この先もマトモに生きる気がなく、人間性の酷い人は、完全に後者という事になると思います。


普通の人は前者となりますが、それでは何故 普通の人は借りたお金を返すのかと言えば
⚫︎人から借りたものを返すのは当たり前だから。
⚫︎〝マトモに生きたい〟という気持ちがあるから。
⚫︎世間体を気にするから。
⚫︎〝守るべきもの〟がある。〝失うと困るもの〟があるから。
⚫︎勤務先にバレると困る。現在の勤務先を辞めたくないから。
⚫︎家族や親兄弟にバレたくないから。
⚫︎弁護士からの請求は困る。裁判になると困るから。
⚫︎〝差し押さえ〟される恐れのある〝財産〟などがあるから。
などという事になると思います。

しかし これからのものが一切ない人にとっては
「借りたお金を返さなくても全く困らない」
という事になり、その時点では
「借りたお金を返さない事によって 得をする」
事になるので、目先の事しか考えない特徴もある そのような人にお金を貸したら、当然〝そう簡単には返してもらえない〟という事になるワケです。


人間 どんなに綺麗事を言っても、最終的には必ず〝損得勘定〟で動く生き物です。

その人の「人間性」や「経済的な余裕、心の余裕の有無」などによって〝その度合い〟は変わってきますが、逆に言えば そもそも人間性が普通で 経済的にも心にも余裕がある人が
「借りたお金を返さなくても全く困らない人」
とはなりません。

言ってみれば 人間性が酷くて、経済的な余裕も心の余裕もなくて、借りたお金を返さなくても全く何も困らない類の人が、人から借りたお金を〝返す理由がない〟という事にもなるのです。


そもそも〝そのような人にお金を貸す〟という判断をする事自体が間違っているのですが、貸してしまったからには 何とかして返してもらわなければなりません。

〝借りたお金を返さなくても全く困らない人〟
を相手に「弁護士に依頼する」事には意味がありませんし、単純な金銭貸借を「警察に相談する」事にも 全く意味がありません。
(そもそも 相手にもされません)

私は
「借りたお金を返さなくても全く困らない人」
を30年間以上相手にしているので
(そのうちの20年弱は そのような人たちからお金を取り返す事を〝専門〟としていました)
どこの誰よりも〝そのような人たち〟の事を よく分かっていると思います。

そのような人を相手に
『合法的にどう返済(支払い)に応じさせるか』
が問題となるのですが、何もせずにそのまま諦めるか やるべき事をやってみるかは、債権者であるご自身の考え方次第になると思います。

長くなるので二回に分けさせていただきますが、次回
「〝借りたお金を返さなくても全く困らない人〟相手に、具体的にどうお金を返してもらうのか」
ご説明させていただきます。

「②」へ続く

 

 

 

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