人探し・住所特定について

「ホストに囲われている娘を助け出したい / ホスト依存・ホス狂い 」

〝職業選択の自由〟がありますので、ホストをやるのも風俗嬢をやるのも全くもって自由です。
ご自分のキャパシティの中で たまに遊びに行く分には 全くもって問題ないと思いますが、かと言って〝ホストに貢ぐ〟のも〝貢ぐお金を得るための仕事の内容〟も本人の自由なので、それ自体には何の問題もない事を大前提としてお話し致します。


この手のご相談も少なくないのですが、先日ホスト関連の投稿をした直後に「ホストに囲われている娘を助け出したい」というご相談を頂戴致しました。


聞くと 絵に描いたようにホストにガッチリ型に嵌められていて「結婚資金を貯める」という名目で風俗店で働かされつつ、その稼いだお金をそのまま 湯水のようにホストクラブで使わされているそうです。


他人から見ればどれだけ酷い状況であったとしても、強制されているわけではなく 本人の意思でそれを行っている場合、法的にはどうにもならず とても難しい問題になります。
実際に「助け出したい」という親御さんの思いとは裏腹に、その娘さんは親に対して敵意を剥き出しにしているというお話でした。

その親御さんは 一度娘さんを保護してして更生施設に入所させたそうですが、その施設にホストが弁護士と共にやってきて、条件付きでの交際再開を認めざるを得ない状況になったそうです。


しかしその後 ホストはその条件(約束)を一切守らず、全くもって元通りの生活に戻ってしまっているそうです。
(現時点で具体的な病名があるわけではなく 見た目も冷静なため、医療保護の対象にはならなかったそうです)


親御さんの心情としては、手塩にかけて育てた自分の娘が 見ず知らずの男に性的サービスを行いながら、騙されているのがミエミエのホストに貢いでいる状況は、いたたまれない思いであると思います。


〝ホスト好き〟な人というのは、ホストと別れても また別のホストと付き合ったりするものですが、「ホストと付き合う」という事にステータス(または快感)を感じ、危険(破滅)を承知で付き合う女性がいる事も確かです。


昔 暴力団員が、女性を自分のモノにするための手段として覚醒剤を使ったりもしていましたが、単なる恋愛感情である以上 そこはどうにもなりません。

 


親御さんは 再度その施設に入所させる事を希望しておりますが、仮に 再度施設に入れる事に成功したとしても、鎖で縛りつけておけない以上 結果は同じ事だと思います。

今 その娘さんにとって、この地球上で唯一信頼できるのがそのホストなのだと思いますし、本人が気づかない限りどうにもなりません。
言い換えれば、娘さんは〝そのホストしか信頼できなくなった〟状況に追い込まれたとも言えると思います。


ですので、今できる事とすれば
「娘さんが、そのホストより信頼できる人物に、根気よく説き伏せてもらう事」
だと思いますが、一番の問題が そのような人間を見つけ出せるかどうかという事です。


どれだけその道の専門家が対応しようとも、その娘さんが
「そのホストより信用できる」
と思わない限り 決して心を開いて聞く耳を持つ事はないでしょうし、役人の考えたマニュアル通りの対応で どうにかなる類の問題ではないと思います。
(気が遠くなるような年月を掛ければ 効果があるかもしれませんが、それは〝自ら気づく〟事とあまり変わらないと思います)



名女優の遺伝子を持つ女性タレントさんが ホストにハマり芸能界を引退して風俗の道に進んだり、元ホストの カリスマ的人気ロックミュージシャンが、投資詐欺的な案件に絡んで 忽然とテレビが消えたのは記憶に新しいですが、〝ホストにハマる〟という現象は、日本特有(アジア特有?)の「アイドル文化」または「自分にとってのアイドルが必要文化」にも関係があるように思います。


本物のアイドルと接する事は難しいけれど、ホストという〝夜の街のアイドル〟には お金さえ出せば一緒に飲む事もできるわけで、場合によってはそれ以上の事も期待できるわけです。


男性が女性目当てに行く飲み屋がある以上、女性が男性目当てに行く飲み屋があってもいいと思います。
男性が一晩で何十万何百万使おうが、女性がホストクラブで何百万何千万使おうが、全くもって本人の自由だと思います。


問題はその「手法」であり「その後トラブルに発展する確率の高さ」なのですが、私は業務上 聞くに耐えない薄汚い手口、物凄く悲惨な結末を嫌というほど見てきました。

そこで彼らにも〝暴力〟や〝怖さ〟というイメージが必須となってくるわけですが、実際に目を覆いたくなるような凄惨な 顧客女性に対する暴力事件も取り扱いました。

実際に ホストなんだか詐欺師なんだか半グレなんだか分からないような輩もいるのですが、彼らの台頭は 暴力団を締め付けている反動の象徴と言ってもいいと思います。


現在 歌舞伎町の道端で堂々と違法薬物を売っている アフリカ系不良外国人もそうですが、一方を締め付けるのだけではなく それによって生じる〝反動〟も締め付けなければ、それこそ本末転倒になってしまいます。



言うまでもなく、現状ではホスト(ホストクラブ)は全くの合法ですが、合法非合法を問わず あまりにもトラブルが多いので、近い将来 何らかの大きな規制が入るのではないかと予想しています。


お得意の〝何か大きな事件が起きて初めて動き出す〟のでしょうが、早かれ遅かれきっと そのような事が起こると思います。

もちろん 全てが全てこのような事をするホストばかりではないでしょうし「ホスト=全てが悪」だとは思いませんが、例えば「借りたお金を返さない」という事ひとつを取っても、ホストと詐欺師(にわか詐欺師ではなく 根っからの詐欺師)の回収成功率の低さが 群を抜いている事は事実です。


また ご相談を伺っている限り、ホストと風俗嬢は切っても切れない関係性があるようです。
歌舞伎町のホストに通いたいがために風俗嬢になり、その後歌舞伎町の風俗で働いて、歌舞伎町界隈のマンションに引越してくる女性も少なくないようです。


両者とも 個人的には一生関わる事のない人たちだと思いますが、仕事上でこうも関わる事が多くなると「そういう職業を選ぶ人は そうなんだな」「だからこそ そういう職業を選ぶんだな」と思わざるを得ない事が多々あるのも事実です。



実は 私の以前の親友の妹も ホストにハマり、結果 幼子を残して自殺をしました。


これを言ってしまったら 身も蓋もなくなってしまうのですが、しっかりと育てれば きっとホストにハマるような大人には育たないと思いますし、正直申し上げて この手のご相談を頂戴する親御さんと話をしていると、必ず一つや二つは「ん??」と思うところがあるのも事実です。
(その親友の母親も、授業参観に外車のタイヤを鳴らしながらやって来るような 少し変わった人でした)


その〝実態〟も考えずに、まるで清廉潔白なアイドルのように チヤホヤとホストをもてはやすマスコミの責任も 決して少なくはないと思います。
(いざ何かが起こった時の 掌の返し方もまた素早いものとなるでしょうが)


どこの誰が ホストの無料宣伝に大きく貢献し、ホストになる事に憧れる若い男性、ホスト遊びに憧れる若い女性を生み出しているのか、よく考えてみる必要があると思います。

 

 

 

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