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「夫婦間の言葉によるDV・モラハラ」

投稿日:2019年10月10日

まず結論から申し上げます。
夫婦間の言葉によるDV・モラハラは、どうしても相手がやめてくれずどうしても我慢ができない場合、別居か離婚をするしか回避方法はありません。

 

 

弊社にはよく「夫のモラハラがこれこれで酷いんです!どうしたらいいですか!?」と鼻息荒くお電話を掛けてくる方がおられます。

 

藪から棒にそんな事を言われてもご返答のしようがございませんので、必ず私は「ご相談者様はどうされたいのですか?」と問い返します。

 

とりあえず夫婦間の言葉によるDV・モラハラは、現実問題まず警察では取り合ってもらえません。
よって刑事的に罰してもらう事はほぼ不可能です。

 

なので民事的に罰してもらうしかないのですが(実際に罰する事ができるかどうかは別として)離婚を考えているのかどうかにもよってきます。
これからも婚姻生活を続けていくのに、その相手に慰謝料を請求するという事は現実的にはあまり考えられません。

 

本来であれば、夫婦間で話し合って解決させるべき問題なのでしょうが、それが不可能な状況だから相談されるのだと思います。
しかし「ハラスメント的行為が一切ない」夫婦などまずいないでしょうし、その相手を選んだのはご自分ですので、ある程度の我慢は致し方ない面もあるのではないかと思います。

 

これは私の個人的な意見でなく、警察や裁判所の対応を見ていれば分かるように「日本社会の共通認識」のようです。

 

 

「どうしても我慢ができないのであれば、もはや別居や離婚を考えるしかないのではないですか?」
とお伝えすると、大概の方が
・子供がまだ小さいから無理
・別居するお金がないから無理
・今は働けないから無理
・身体の具合が悪いから無理
・まだ別れたくはないから無理
・シェルターは一時的だし入りたくない
などと仰るのですが、それはご相談者様側の事情ですので、弊社の関知するところではございません。
そうなると現実問題「我慢するしかない」という事になります。

 

冷たいようではございますが 実際にこれが現実であり、警察でも女性相談センター(DV相談センター・配偶者暴力相談支援センター)でも まず間違えなく
【それであれば 相手と離れて下さい】
と言われ終了する事になると思います。

 

「DV」の要件の中に「言葉の暴力」も含まれているのに 矛盾していると思われるでしょうが
「言葉によるDVやモラハラ程度では、現行法ではそれくらいしか対応できない」
という事のようです。

 

 

結論として 夫婦間の言葉によるDV・モラハラに関しては、別居や離婚を前提としている場合には、お力を貸して差し上げる事ができます。

 

【別居も離婚もできないけど、夫(妻)の言葉の暴力・モラハラをやめさせてほしい】
というご依頼には、相手に対する「カウンセリング」か「交渉同席」以外は対応不可能です。
ご依頼の際はもちろん、実績もございますので最善を尽くさせていただきます。

 

他にアドバイスさせていただけるとしたら、それらの行為を全て証拠に残していって下さい。
音声を録音できればベストです。
「塵も積もれば…」ではありませんが、そのうち対応してもらえるようになるかもしれません。

 

 

もちろん直接的暴力のある場合には、全くの別問題となってきます。
程度にもよりますが、別居や離婚を考えているか否かに関わらず即時対応させていただきます。

 

弊社では
「ご依頼者様が、今後どうしたいのか?」
「どうする事が幸せに繋がるのか?」
を最優先に考え、証拠調査、相手との駆け引き・交渉アドバイス、話し合いへの立ち会い、双方へのカウンセリング、ボディガード、警察の動かし方、慰謝料・損害賠償の請求、格安弁護士紹介まで、トータルでサポートさせていただきます。

 

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