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「夫のDVをやめさせる方法はないのか?/ 加害者 被害者双方に対するカウンセリング 」

投稿日:2022年03月18日

稀に頂戴するのですが、昨日も
「夫のDVをやめさせる方法はないのか?」
「DVをやめさせるのに力を貸して欲しい」
というご相談を頂戴致しました。

 

「やめさせたい」という事は 当面のところ離婚は考えておらず、婚姻生活を続けたいという意思がある上で 旦那様のDVがなくなる事を期待している状態なのだと思います。


何度話しても分からない人に対しては、次のステップとして 親族などの第三者を交えての話し合い、その次に カウンセリング(DV加害者更生プログラム)を受けさせる事になると思いますが、それでもダメであれば いよいよ荒治療を施すしかなくなります。


荒治療とは 逮捕なり慰謝料請求を指しますが、それができるレベルのものなのかどうかという問題と共に、これから婚姻生活を継続する事を前提にそれらの行動を起こす事は、かなりのリスクが伴うとも言えます。



ここからは〝主に〟直接的暴力のないモラハラ的なDVの場合のお話を致します。
(一部 直接的暴力のあるDVにも共通)


DVとは 病のようでいて明らかに病ではないので、薬を飲ませて治せる類のものではなく、一にも二にも〝本人の意識改革〟なしには改善は望めません。
(被害者側の意識改革も必要な場合もあり)


DV行為を働く人というのは パートナーが変わっても同じくDVを働きがちですが、パートナーによってそのDVの態様(程度)が変わったり、パートナーによってはDV行為を働かなくなる事があるのも事実です。


動物でさえ 噛み付くのには何か理由があるわけです。
昨日頂戴したご相談も 最初から大きな違和感を覚えていたのですが、最後に失礼を覚悟で
「大変失礼ですが、ご相談者様は精神科への通院歴はありますか?」
とお尋ねすると、案の定その通りでした。
特に 直接的暴力のないモラハラ的なDVの場合、そうなると話しが大きく変わってきます。


何が言いたいのかと申しますと、間違いなく「パートナーとの相性」みないなものがある事は事実なので、多くの場合 DV加害者片方のみに原因があるとは言いがたい状況である事も また間違いのない事実です。
(被害者の方にも必ず〝非〟があるという意味ではありません)

特に 直接的暴力のないモラハラ的なDVの場合は、夫婦喧嘩の延長(加害者がそう思っている)であるような場合も多く、お互いの〝言い分〟を聞いてみなければ どうにも判断できないような場合も多くなります。

よって ほとんどの場合、DV加害者片方のみにカウンセリングを施す事は、問題の根本的解決には繋がらないと断言できます。


そこで弊社では
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「DV加害者へのカウンセリング」+「DV被害者へのカウンセリング」+「加害者と被害者が双方揃った状態でのカウンセリング」
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という形で、問題の原因の部分まで掘り下げて考え、その真相を究明し、それに対する対処法を模索していくという形を取らさせていただいております。



もう一度言わせていただきますが、DV加害者片方のみにカウンセリングを施す事は、ほとんどの場合 問題の根本的解決には繋がりません。


同様の理由から、被害者の方のみへのカウンセリングで 効果を得られる可能性もあります。


「被害者である私の事まで 根掘り葉掘り聞かれるなんて真平御免だ」
と言っているうちは、その時点で 相手のDVが無くならない事はほぼ確定です。


問題は〝加害者がカウンセリングを受ける気になってくれるかどうか?〟である面もありますが、日本全国 出張カウンセリングにも対応しております。


「やめさせられる事のできる類のDVなのか否かの判別」
「DV行為の根本的な原因の究明」
「それに対する対処法のご教示」
に関しては、絶対の自信を持っております。


他所で〝カウンセリング〝を受けても何も変わらなかった方でも、〝DV加害者更生プログラム〟を受けても何も得られなかった方でも、是非一度ご相談下さい。

 

 

 

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