代表のブログ

「善人と悪人」

投稿日:2021年05月29日

その割合 大小はともかくとして、人間誰しも「善と悪」の両面を持ち合わせていると思います。

 

私は職業柄 ズルい人間、汚い人間、とんでもない悪人を山のように見てきました。
その逆に とても心のキレイな人、善人を絵に描いたような人も 普通の人よりはたくさん見てきたと思います。

 

「正直ものはバカを見る」「憎まれっ子世に憚る」ということわざがありますが、私が見ている限り〝当たらずといえども遠からず〟というのが素直な印象です。

 

 

蔑む言葉である〝ズルい〟と どちらかと言えば褒め言葉である〝要領がいい〟は紙一重であり、〝ズル賢い〟と〝賢い〟も紙一重だと思います。

 

今 日本の政財界を支えている人たちは 間違えなく〝賢くて要領がいい〟人たちなのですが、中には 汚い事やズルい事をしてきた人もいるのかもしれません。
○フ○バ○クの○正○さんが、元々は高利貸しなど かなりグレーな事業によって財を成したという話もありますが、もちろん本人の努力、資質、運などもあるのでしょう。

 

人から騙し取ったお金でタワマンに住み 高級外車を乗り回している詐欺師などを見ると 本当に吐き気を催しますが、この
「ズル賢い人間が あまり頭のよくない人からお金を騙し取る」
という構図は、古今東西 普遍的なものであると思います。

(詐欺罪に問えるものであるかどうかは別として)

 

人間は生きていく上でお金が必要であり、〝人の心〟以外のほぼ全てものがお金で手に入るため、どうしても〝損得勘定〟や〝利害〟に走りがちです。

 

日本人は基本的に 常識的で平衡感覚があり、気が小さくて大人しいので、本当の意味での「根っからの悪人」は そうそういないのではないかと思います。

 

では何故 とても悪い事をする人がいるのかと言えば、そこには必ずお金(に対する欲)が絡んでいるもので、お金の為なら平気で人を裏切り(騙し)、場合によっては人も殺してしまうわけです。

 

 

アフリカなどの途上国に ボランティアで赴任している医師や、井戸や学校などを建設してあげる日本人の話をよく聞きますが、このような〝本当の善人〟は そもそも「得をしたい」という概念自体がないのだと思います。

 

私は 善人でも悪人でもどちらでもないと思いますが(唯一 東日本大震災の時には10万円だけ寄付をしました😅)このような人たちを見ると 本当に心から頭が下がる思いがします。

 

この『善人が損をして 悪人が得をする』不条理な構図は、未来永劫変わる事はないのでしょうが、『善人が報われて 悪人がトコトン損をする』世の中になれば どんなに素晴らしい事かと思います。

 

 

本日から大阪の方で、一件が
「行方不明の息子さん探し」(ご依頼者とご一緒に)
明日のもう一件が
「DV加害者に対するカウンセリング」
にあたっております。

 

仕事とは言え、少しでも善人に近づきたいと思って行っている面もあります。

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