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「インディアン ②」

投稿日:2021年04月28日

「インディアン ①」からの続きになります。

 

主にイギリス人による 北アメリカ大陸の先住民族(インディアン)に対する侵略は、つい130年前までの約270年間(1622年〜1890年)にも及びました。

 

アメリカ大陸で「インディアン」に対して行われた事、オーストラリア大陸で「アボリジニ」に対して行われた事は、彼らから 命、土地、財産、文化を根こそぎ奪いました。
その後 わずかな生き残りに対しては、民族の存在そのものを消滅させる目的で、彼らのアイデンティティを喪失させる〝民族同化政策〟が行われました。

 

まさに今 中国がウイグル人に対してやっている事と全く同じ事なのですが、それに対してアメリカが人権云々で文句を言ったところで、中国からすれば
「お前たちには言われたくない。お前たちも同じ事をやっただろ?」
という事になるわけです。

 

正直これは「そういう時代だった」で済まされる問題ではないと思います。
先に住んでいた人々の自由を奪い、片っ端から殺して土地を奪い取った人々が、その土地で誇らしげに叫ぶ【自由の国 アメリカ】
アメリカ大陸のみならず、世界中の未開拓地を 残忍な方法で侵略してきた国の人々が誇らしげに語る【紳士の国 イギリス】
もし これを本気で言っているのだとしたら正気の沙汰ではなく、「恥知らず」の極みだと言えます。

 

随分とスマートにはなり〝大義名分〟を重んじるようにはなりましたが、基本的に彼らは 今もやっている事はそう大きくは変わりません。
ここ数十年の「対中東政策」を見ている限り、〝9.11〟も起こるべくして起こったと言わざるを得ません。

 

テロは決して許せませんが、彼らがアメリカに一矢報いるためにはテロしか方法がありません。
長きに渡り弱者(有色人種)に対してやってきた事を考えれば、当然の報いだとも言えると思います。
(因みに 私はあの日アメリカにいて 次の日帰国する予定だったので、大混乱に巻き込まれました)

 

 

話を元に戻しますが、アメリカ大陸、オーストリア大陸、アフリカ大陸に続き、西洋人が狙いをつけたのがアジアです。
現にもう既に、ほとんどのアジア諸国が欧米の〝植民地〟と化していました。

 

近い将来 日本もその波に飲み込まれる可能性が高く、危機感を募らせた日本は
『欧米列強からのアジア諸国の奪還・独立』
を旗印に立ち上がり、『大東亜共栄圏』構想へと繋がっていくわけです。

 

「大東亜戦争」の賛否は様々だと思いますが、実際にあそこで日本が立ち上がっていなければ、現在のアジアの国の中のいくつかが、今現在 存在していない事は確かです。

 

韓国や中国にヤンヤヤンヤと言われ(実は 韓国は最も恩恵を享受した国です)または 敗戦により国内の反対勢力に完全に押し切られる形で
『あの戦争は完全に間違えだった』
とスッカリ洗脳されてしまっている日本人ですが、
『西洋人の考えを悔い改めさせる事には大成功した』
あの戦争の意義は 誠に大きいものであったと思います。

 

実際に 第二次世界大戦直後から次々と植民地が開放されており、韓国 中国以外の〝正直な国〟の人々が 概ね日本に感謝をしている事が何よりの証拠です。
(特に 終戦後も現地に留まって、命を掛けて〝オランダからの独立〟に大きく貢献したインドネシアからは、最大級の感謝と賛辞を送られています)

 

戦争というものは、勝てば全てが正しかった事になりますが、負ければ全てが間違っていた事になるものです。
人間同士のケンカの場合は、大概は勝った方が〝犯罪者〟となりますが、国家間では負けた方が裁かれます。
「負けた事が全て」である事も確かです。

 

 

日本にも我々「大和民族」(和人)の他にも「アイヌ民族」が存在します。
厳密に言えば、奄美諸島や沖縄の人々を「琉球民族」として 大和民族とは区別して考える事もあります。

 

アイヌ民族は DNA的に大和民族より琉球民族に近いそうですが、実は日本にもアイヌ民族を迫害した過去、琉球民族に〝戦争の負の遺産〟を背負わせている事実があります。

 

この「民族問題」と「宗教問題」は本当に難しい問題です。
それぞれの文化 価値観 思想は変えようがなく、互いに己の〝利〟を求めているうちは、未来永劫 諍いが絶える事はないと思います。

 

だからこそ、コロナで世界が疲弊している今だからこそ、せめて〝平和の祭典〟であるこのオリンピックは成功させて欲しいと思います。

 

 

※ 冒頭の画像は 対白人抵抗戦の英雄 インディアン〝アパッチ族〟の「ジェロニモ」です。

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