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「無知の涙」

投稿日:2021年04月26日

私は30年くらい前に「永山則夫連続射殺事件」の永山則夫元死刑囚(1997年8月1日 東京拘置所にて死刑執行)の書いた「無知の涙」という本を読みました。

 

当時19歳の未成年であった永山氏が、自身の〝無知〟から連続殺人事件を犯した事を悔いたものであったと記憶していますが、その内容に大きなショックを受けたのを覚えています。

 

私は決して高学歴ではないのですが、随分早い段階で
【〝無知〟は〝損〟以外の何ものでもない 】
という事に気づき、様々な事を勉強し吸収する事を心掛けてきました。

 

逆に この世の中には、頭のよさ 頭の回転の速さなどを利用して、悪事を働くような人も少なくありません。
警察、検察、裁判官までをも欺いて、信じられないような判決を勝ち得たような実例も いくつか見てきました。

 

 

私が見ていて一番思うのは「とても常識的な人」または「とても賢い人」は決してトラブルに巻き込まれません。

 

正直申し上げて 弊社に賜るご相談の多くが
「多少なりとも知識があれば避けられたもの」
である事は事実です。

 

中には そのトラブルの内容をキチンと私に伝える能力すらない方もおられますので、そのような方が「常識的な判断が下せない」「危機察知能力がない」事は、もはや致し方ない事だと言ってもいいかもしれません。

 

また そのような方の抱えておられるトラブルに限って
『全くもって解決不能な〝種類〟のもの』
である事も確かです。

 

その事をご説明すると「どうしてダメなんだ!?」と食い下がる方がおられますが、どうしてもこうしてもなく 不可能なものは不可能であり、そのような活力があるのであれば是非「事前に」相談するべきだと思います。

 

 

ご自身が無知である事は致し方ありません。
しかし 無知である自覚 通常程度の判断能力がないという自覚があるのであれば
「何かを行動に移す前に」
「何かの重要な決断を下す前に」
信頼できる人に相談するべきだと思います。

 

もし 周りに相談相手がいない場合は、私個人の意見でも宜しければ いつでもご連絡下さい。

 

「無知の涙」を流さないよう 充分気をつけていただきたいと思います。

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