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「和歌山出張 / 記憶が曖昧な中での人探し」

投稿日:2021年03月31日

本日は和歌山県の方へ、先日ご依頼いただいた
「生き別れになった息子さんの行方調査」
来ております。
この後 大阪での調査もありそうな雰囲気なので、都合3、4日は掛かると思います。

 

複雑な事情で 致し方なく生き別れとなりましたが、ご依頼者様にとっては この24年間探し求めてきたご自分の〝宝〟のような存在であるので、是が非でも 何とか見つけ出して差し上げたいと思っております。

 

〝手がかり〟はたくさん出てくるのですが、その全てがご依頼者様の〝記憶〟を元にしたものです。
しかし ご依頼者様が「解離性健忘」というご病気を患っておられて、今までの情報は 残念ながらほとんど全てが〝記憶違い〟でした。

 

「解離性健忘」とは、トラウマやストレスによって引き起こされる記憶喪失(健忘)の事で、〝物忘れ〟では忘れるはずのない 自分にとって非常に重要な情報が思い出せなくなるものです。
ご依頼者様の場合は 元夫からの壮絶なDVが原因でした。

 

「まず間違えのない情報」としては その子の〝下の名前〟だけであり、正直なところ「どれが本当で どれが記憶違いなのか?」判断が難しく〝暗中模索〟の状況です。

 

現在では「情報が事実である可能性をパーセンテージで伝えていただく」事にしており、それを元に 対策を捻り出しています。

 

現在 ご依頼者様は、この件に人生の全てを賭けておられるようなところもございますので、それが記憶違いである可能性があっても 一つづつ当たって潰していくしかありません。

 

個人情報の問題もありますので 電話では一切答えてもらえませんでしたが、実際に足を運んで誠意を持って話をする事によって、本日は三件全てでしっかりお答えいただきました。

 

 

世の中には「えっ!そんな事があり得るのか!?」というような事が現実としてあったりもします。

 

その子を出産した病院だけは シッカリ記憶しておられるのですが、何故かその病院にもデータが残っておらず、当時の父親の住民票や戸籍も散々洗いましたが 全くその子の名前は出てきません。

 

「ご自分がその子を産んだ」事の証明もなく、その子の苗字さえも分からないので、現状では その子を住民票や戸籍などで追う事はできません。

 

今回の和歌山での調査の主目的は、過去に息子さんがいた「ある施設」を見つけ出し、まずは「息子さんの苗字」を確定させる事です(どなたかの養子に入った事はほぼ確実です)

 

しかし その「ある施設」は、和歌山県の端から端までいくつも点在し、相当なハードワークを強いられる事となりますが、その全てを周って聞き込みを行って参ります。

 

 

もう寝る間際なのですが、本日は「南紀白浜」に宿泊しております。

 

お客様にご負担いただく都合上 ホテルはいつも〝最安〟の部屋に泊まるのですが、チェックインの時 フロントの方と仲良くなったら、二回もアップグレード(アップグレードしていただいた後、更に後ろから追いかけて来てくれて)していただきました😅

 

南紀白浜のキレイな海が 目の前に見える部屋だそうですので、明日の朝が楽しみです。

 

 

 

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