代表のブログ

「投資詐欺案件 解決 / 詐欺師に騙されないようにするには」

投稿日:2020年08月30日

弊社ではほぼ毎日のように詐欺被害のご相談を受けております。

 

その中でも最も多いのが投資詐欺で、 そのキッカケはSNS、いかがわしいサークルのようなもの、飲み屋の客、地元 大学 仕事関係の知人等々 枚挙にいとまがありません。

 

最近では20歳そこそこの若年層がターゲットになるケースも増えています(その場合、加害者も若年層の場合が多いです)

 

お話をお伺いすると 最初から怪しい事この上ないのですが、やはり社会経験が少ない分 簡単に相手を信用してしまい騙されるようです。

 

 

つい最近 ご依頼者様に勧誘時のやり取りの動画を拝見させていただきましたが、加害者は饒舌に語りながら被害者の「向上心」をくすぐり、言葉巧みにお金を引き出させます。
この映像を見た瞬間、マルチ商法(ネットワークビジネス)の勧誘手法を思い出しました。

 

加害者は 返済(配当)に窮すると必ず「自分の〝上〟の人間」のせいにして「自分も騙された」と罪を逃れようとします。
しかし 勧誘したのも、窓口になったのも、お金を渡したのもその人本人である事は間違えがなく、そんな子供騙しの言い訳は通用しません。

 

この手の案件では、詐欺罪での立件を逃れるために、一度二度の多少の返済(配当)がある事が多いです。
詐欺罪で立件できない以上、単純に民事的に請求するしかありません。

 

この手の投資詐欺をこの三週間ほどで7件ほどご依頼を受けました(加害者が同一人物であったものもありました)が、もう既に3件を解決にお導きさせていただいております。

 

 

人間の〝欲〟とは恐ろしいもので「えっ!?何でそんな人に そんな大金を預けたの??」と驚かされる事がとても多いです。

 

まず第一に、身分のよく分からない人物に自分のお金を預ける(貸す)事自体 絶対にあり得ません。
私にはその行為は「あげている」ようにも映ります。

 

「騙された方も悪い」と開き直るトンデモナイ詐欺師もいますが、こと「投資詐欺」に限っては 被害者も欲に目が眩んだ分〝当たらずといえども遠からず〟とも言えると思います。
(警察もそういうスタンスのようです)

 

人にお金を預ける(貸す)時は 借用書(預かり証)をもらう事は当然ですが、少なくとも身分証を提示してもらい、住所、氏名、勤務先、携帯電話番号くらいは確認しておきましょう。

 

銀行振込であれば、その銀行口座から契約者情報の開示が可能ですが、詐欺加害者はお金を受け取った証拠を極力残したくないので「手渡し」を要求します。

 

携帯電話番号からでも、契約者情報の開示が可能ですが、LINE IDからは調べられません。

 

………

◾️身分証を提示しない
◾️振込ではなく手渡しを求める
◾️携帯電話番号は教えず、LINEでやり取りしようとする
この三点セットは、まず間違えなく詐欺であると言い切ってもいいと思います。
(と言いますか、個人レベルの投資話は 全て怪しいと思った方がいいと思います)
………

 

 

SNSなどの普及により
「誰でもどこでも即詐欺師」
のような世の中になってしまいました。
(本人に自覚があるかどうかは別として)

 

「お金を増やしたい」という気持ちは分かりますが、そんなに簡単にお金を増やす方法があるのであれば、誰も苦労はしないのです。

 

今回の「コロナ大騒動」を見ていれば一目瞭然ですが、この騒ぎで 我々日本人は類稀な「情報弱者」だという事が露呈しました。
「情報資源」には恵まれているけど、その情報を取捨選択して分析する「情報活用能力」に著しく欠けている民族である事が決定づけられたと思います。

 

〝鵜飼の鵜〟を思い起こしてしまいますが、まさに「1億2千総丸飲み」状態ですね。
だからこそ 詐欺師にもお隣の国にも〝コロリ〟と騙されるのです。

 

個人投資(株のトレード)で大失敗した過去のある私が言うのも何ですが、
「投資に絶対はない」
「必ず儲かる投資話など絶対的にあり得ない」
「投資したものがゼロになるリスクもある」
という事を肝に銘じ、あくまでも自己責任で行って下さい。

 

 

※この加害者に騙された被害者が多数おり、完全に逃げ回っているような状態であったため、致し方なく「月々2万円」の返済を飲まざるを得ませんでしたが、相手のデタラメ度合いを考えると大成功と言ってよいと思います。

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