代表のブログ

「子供を育てる」という事

投稿日:2018年01月18日

子供を授かったからには、以降「子育て」が最優先事項となり、その後の人生の大半を占めます。

 

世の中人間的に立派な方はたくさんお見かけしますが、「完璧な人間」というのはいないのではないかと思います。
そもそも「完璧とは何か?」という問題にもなるのでしょうが、私的には
『未完成な人間が、人間を一から育てる』
という事に不安と違和感、恐怖にも似た感情を抱いていました。

 

概ね私は何事に対しても自信過剰なのですが、そこの部分にだけはやたらと自信がありませんでした。
そのため結婚当初一年も一年半も子供を作らず、女房に「いつになったら作るの!?」と言われて狼狽した記憶がありますが、いざ子供ができると非常に可愛くて私の「全て」になりました。

 

今だに私の子育てが正しかったのか今現在正しいのか不安ではありますが、「子が親を育てる」とも言いますし、私自身まさに今も子供に育てられている最中であります。
色々と難しい局面にもブチ当たりますが、人生最大の「大仕事」であり「大きな楽しみ」である事も間違えないでしょう。

 

「怒る」と「叱る」これも難しいですね。
基本は私は放任主義なのですが、どちらかと言うと短気なのでついつい怒ってしまっている事もあります。
私は子供の時何で怒られているのかよく分らない事が多々あったので、要所要所で子供を叱る時必ず
『親の子供に対する使命は二つある。一つは人間的に立派な人に育てる事。もう一つは将来少しでも楽ができるように道筋を作ってあげる事。今回はこっちの理由で叱ってるんだ』
と言います。
そうすれば少しは話を聞いてくれますし、少しは伝わっているのではないか(?)と思っています。

 

当然私自身も未成熟ですし、子育て的にお世辞にも「今のところ大成功」とは言えないのですが、私は職業柄色々な問題を抱えているお子さんと接する事があります。
非行、登校拒否・ひきこもり、いじめ加害者・被害者など色々なケースがございますが、大抵は親御さんとお話をすれば妙に納得してしまいます。
大変失礼ですが、その親御さんに問題があるケースが非常に多いのです。
もちろん「こんなに素晴らしいご両親なのに何故だ?」と思うような例外もございますが、大概は超放任か超過保護かのどちらかであったり、子供に対して感情的に「怒って」いる方、意見が非常に偏っている方が多いのも事実です。

 

反対意見もあるでしょうが、実際に現場で見ていて、半分以上の割合で「いじめられている方にも少なからず原因がある」事は肌で感じております。
もちろん本人にも親御さんにも何も言わずに、粛々といじめている側の非を追及しますが、何となく相手の気持ちが分ってしまう事もたまにあるのも事実です。

 

統計云々は分りませんが、暴力的に育てられた子供が暴力的(キレやすい等)になる傾向が強いのも間違えのない事だと思います。
また、昨今は何にでも病名をつけるようで、発達障害やADHD(注意欠陥・多動性障害)等が問題となっておりますが、幼少期の生育環境と何らかの関係は必ずあると考えています(医学的には一応否定されていますが)

 

 

昨日も触れましたが、「児童虐待死」等のニュースを目にする度に、胸が締め付けられる思いがします。
子供の人格形成の上で、子供の持って生まれた性格的なものもあるのでしょうが、親御さんの影響が非常に大きい事は言うまでもありません。

 

自分の子供を「所有物」と考えていたり、「自分の子供にどういう教育をしようが自分の勝手だ」というお考えの親御さんも多いのですが、キチンと責任を持って「人間を作っている」という意識で子育に当たっていただきたいと自戒の念も込めて思っております。

 

 

当社は「非行」「ひきこもり」「いじめ」等にも対応させていただいております。

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