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「聞き込み」

投稿日:2020年06月21日

一口に「調査」と言っても その調査手法は多種多様で、大きく大別すると「足を使わない調査」と「足を使った現場での調査」があります。

 

そのうちの「足を使った現場での調査」では、様々な調査に共通して「張込み・尾行・聞き込み」が基本となり、その中でも「聞き込み」は意外と重要な情報収集方法となり得ます。

 

時には聞き込みによって得た情報が、その調査の成否を決定づける事もあります。

 

そこで問題なのが「必要な情報をどう聞き出すか?」という事になるのですが、まず「相手に怪しまれない事」「相手に〝敵〟だと思われない事」が肝心です。

 

喋る喋らないは相手の自由なので「いかに気持ちよく喋ってもらうか?」という事になるのですが、いかんせん私は体が大きく強面なので、場合によっては女性スタッフを使ったりもします。

 

 

警察であれば皆協力的なのでしょうが、一民間人に対してはむしろ警戒される事の方が多く、ケースによって名刺を渡す渡さないも使い分けます。

 

特に注意しなければならないのが農村部などの田舎です。
「都会の人は冷たくて、田舎の人は暖かい」
というイメージがありますが、農村部の方の警戒心の強さはそれ以上のものがあります。

 

いくら「それっぽく」変装していても「よそ者」だという事はすぐにバレるので、あからさまに不審な顔をされる事も多く、信用を得るまでが大変です。

 

そういった意味でも「知らない人」に慣れている都会の人の方がよほど難易度が低かったりするのですが、一昨日もある調査に絡む江東区での聞き込みで、とても親切な人によって助けられました。

 

聞き込みをした人に笑顔でキチンとお礼を言った事が功を奏し、その30分後にわざわざ私をバイク(しかも 人のバイクの後部座席)で探しに来てくれて
「ゴメンゴメン!さっきはいい加減な事言っちゃったよ。実は知人に確認したら〜〜〜だったよ」
と、とても重要な事を教えてもらえました。

 

 

このように様々なシュチュエーションによって臨機応変に使い分ける必要があるのですが、一番手っ取り早いのは「対象の敵」(または 対象を面白く思っていない人)を見つける事だったりもします。

 

張込みも尾行もそうなのですが、簡単そうで難しく、度胸や演技力なども必要になるのが聞き込みなのです。

 

 

 

 

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