代表のブログ

「しつけと虐待 / 体罰と暴力」

投稿日:2020年03月21日

子供への虐待は絶対的に許されざるべき行為であり、私は憎悪にも似た嫌悪感を抱きます。

 

私は幼少時 親から虐待を受けて育ちました。
私自身が悪ガキであった事は確かなのですが、虐待の詳しい内容は引かれると思うので、語るのはやめておきます。

 

しかし私は 全くもって親を恨んではいなくて、成人後に突然謝ってきた親に対して
「何言ってんだよ。おかげでこれだけ精神的に強くなったんだから、逆に感謝してるよ」
と笑い飛ばしてやりました。

 

私は子供の教育(しつけ)には、致し方ない場合に限り 多少の体罰は必要だと考えています。
それは学校の先生の場合でも同じです。
私の子供が学校で体罰を受け、先生がお詫びの電話をしてきた時も、理由を聞き
「当然の事だと思うので、謝っていただかなくても結構です。こちらこそバカ息子がご迷惑をお掛けして申し訳ございませんでした」
とお伝えしました。

 

自分の子供が 言っても言っても言う事を聞かないどうしようもない悪ガキで、親がノイローゼのようになっているような方も知っています。
私は「要するに親がナメられてるだけの事。ひっぱたいてやればいいのに」と内心ずっと思っているくらいです。

 

 

「虐待を受けて育った人は、自分の子供にも虐待をする」
と言いますが、それは必ずしも正解ではないと思います。
私は自分がやられて嫌だった事は 絶対に人にはしたくないので、〝ほぼ〟子供を叩いたり罵ったりした事はありません。
叩いた記憶となると、一生懸命考えても思い出せないレベルでした。
つい10日くらい前までは、のお話ですが…

 

つい先日長男坊が、キツくて有名な企業でのバイトを始めました。
遊び呆けてタルんでいた長男にはちょうどよく、これに耐えられれば根性もつくと考えていました。

 

初日にバイトから帰って来た時の顔を見て「ヤバそうだな」とは感じていました。
次のバイトの日の朝、時間ギリギリだったはずなのにのんびりテレビを見ながら風呂に30分以上入っています。
「おい!そんなのんびりしている時間あるのか?」と言うと
「大丈夫だよ。うるさいな!」と返ってきます。

 

結局その後に もう間に合わない事が判明し、それでも髪のセットをのんびりやっている長男坊に私はキレました。
すると「もう〝遅れる〟と連絡したから大丈夫なんだよ!」とキレ返されたので、
私は「そういう問題じゃないんだよ!髪のセットなんかどうでもいいから、今すぐ駅まで送るから靴を履け!」と無理矢理髪のセットをやめさせようとしました。

 

すると長男坊が発狂したので、前蹴りニ、三発、下段回し蹴りを二発ほどお見舞いしてやりました。
(もちろんフルパワーではありません。私も子供たちも空手をやっていたので つい足が出てしまいます)

 

それで大人しくなった長男を車に乗せて駅まで送り、ギリギリバイトに間に合わせる事ができました。

 

 

叱るのはいいけど 怒ってはいけないと言います。
私は「叱った」つもりではありますが、「じゃ 全く怒らなかったのか?」と言われると 正直自信がありません。

 

少しやり過ぎたと反省し、自分が子供に手を上げた事に対するショックもありました。
手を上げた事に対しては謝ろうかなと思っていたのですが、その日の夜にはケロッとして普通に喋っていたので、彼なりに意味を理解してくれたのだと思います。
正直 長男を見直しました。

 

 

弊社にも時折 親子間の暴力のご相談があります。
しかし弊社では DV(配偶者間、または交際中の男女間の暴力)には対応させていただいておりますが、親子間の暴力には対応しておりません。

 

その理由としては、現実問題として「しつけ」と「虐待」のボーダーラインが分かりづらく(明らかな虐待は別として)第三者の介入する余地 介入する術がほぼないからです。

 

加えて 私自身が躾に絡む体罰には肯定的なので、
「これは躾だ!他人はすっこんでろ!」と言われると何も言えなくなるという面もあります。

 

もちろん「程度」が一番の問題なのですが、体罰に対する賛否は様々だと思われます。
非常に難しい問題だと思いますし、私の中でも正解が導き出されていないので、対応する資格はありません。

 

 

 

ブログ一覧に戻る
ページ先頭へ戻る